【9月1日 CGTN Japanese】中国南東部の福建省(Fujian)の省都である福州市(Fuzhou)と同省アモイ(Xiamen、厦門)市を結ぶ、中国初の設計時速350キロの海をまたぐ高速鉄道「福厦高速鉄道」が8月31日、試運転を開始しました。

 試運転では、列車運行に関する数値の確認、故障シミュレーション、緊急救援の訓練、ダイヤに基づく運行のテストなどの各種テストを行い、正式な運行状況をシミュレーションして高速鉄道の輸送組織、列車の発着、運行間隔、設備状況などを総合的にテストし、正式な開通と運営に向けた科学的な根拠を取得します。

 福厦高速鉄道は全長277.42キロで、湄洲(びしゅう)湾、泉州湾、安海湾などを渡ります。着工は2017年9月で、現在までに全線の駅舎の建設も完了し、年内に開通する予定です。開通後には福州-アモイ間では「1時間の生活圏」、アモイ、漳州、泉州では「30分の交通圏」が形成されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News