【8月27日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は25日、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)創設者のエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が死亡したとされる墜落事故へのロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の関与について、否定的な見方を示した。

 国営ベルタ(Belta)通信によると、ルカシェンコ氏は「(プーチン氏は)計算高く、非常に冷静で、難しくない問題でも熟慮して決断を下す人物だ。プーチン氏がやったとも、責任があるとも思えない」「あまりに雑でプロらしくない」との見解を示した。

 プリゴジン氏の身の安全の保証については、同氏と話し合ったことはなく、自らには責任がないと強調した。

 また、「ジェーニャ(プリゴジン氏の愛称)、人を殺せば、自分の命も狙われることを分かっているのか」として、命を狙われる可能性があると事前に警告していたという。

 さらに、ワグネルの武装反乱後に受け入れを表明して以来、ベラルーシには同社の戦闘員が集まり続けており、その数は推計約1万人に上ると明らかにした。(c)AFP