【8月27日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)は26日、1次ラウンドの試合が各地で行われ、グループCの米国はニュージーランドに苦戦しながらも勝利。グループFのスロベニアも圧巻の大会デビューを飾ったルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)の活躍で勝利を収めた。

 前回7位に終わった米国は、国際経験のない若手メンバーで今大会に参戦。第1クオーターに一時10点を先行されたが、その後は主導権を握って99-72で勝利した。昨季の米プロバスケットボール(NBA)最優秀新人賞に選出されたオーランド・マジック(Orlando Magic)のパオロ・バンケロ(Paolo Banchero)がチーム最多の21点、ジャレン・ジャクソン・ジュニア(Jaren Jackson Jr.)とオースティン・リーブス(Austin Reaves)がそれぞれ12点を挙げた。

 グループFのスロベニアは、ドンチッチが37得点7リバウンド6アシストを決め、100-85でベネズエラを下した。東京五輪でチームを4位に導いたドンチッチだが、W杯はこれが初登場。昨季は所属するダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)がプレーオフ進出を逃したが、代表での目標に「変わりはない」と話し、「代表でのプレーは特別で、国を代表するときは常にモチベーションが高い。シーズンで何があってもだ」と強調した。

 グループFのもう1試合では、ジョージアが85-60でカーボベルデとの初出場同士の対決を制した。

 前回優勝国のスペインは、グループG初戦でコートジボワールを94-64で下した。ウィリー・エルナンゴメス(Willy Hernangomez)が22点、ウスマン・ガルバ(Usman Garuba)が12点、フアンチョ・エルナンゴメス(Juancho Hernangomez)が11点を決めた。

 同グループでは、ブラジルが100-59でイランに大勝した。グループBではプエルトリコがオーバータイムの末、101-96で初出場の南スーダンを退け、セルビアも105-63で中国に勝利した。グループCではギリシャが92-71でヨルダンを下した。(c)AFP