【8月15日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に所属するジェームズ・ハーデン(James Harden)が、チームのゼネラルマネジャー(GM)にダリル・モリー(Daryl Morey)氏がとどまる限り、同球団では二度とプレーするつもりはないとの考えを明らかにした。

 元レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)のハーデンは、シクサーズとの契約交渉が行き詰まっている中、中国で行われた独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)のイベントで、「ダリル・モリーはうそつきで、彼がいる組織の一員には二度とならない」と語った。

 ハーデンのこの爆弾発言によって、シクサーズとの契約交渉はますます険悪なものになっていることが浮き彫りになった。

 通算10度のオールスターゲーム(NBA All-Star Game)選出を誇るハーデンは、2022年2月にブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)からシクサーズへ移籍。しかし今夏にはチームに対し、トレードを要求したと伝えられた。

 米メディアは12日、シクサーズがトレード交渉を打ち切り、9月からのトレーニングキャンプへのハーデンの参加を見込んでいると報道。一方、米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)は、ハーデンに近い情報筋の話として、同選手がシーズン前の合宿に参加する意志は全くないと伝えている。(c)AFP