【8月7日 AFP】イランのホセイン・アミール・アブドラヒアン(Hossein Amir-Abdollahian)外相は7日、林芳正(Yoshimasa Hayashi)外相と都内で会談した。2019年以来となる来日。イラン外相が先進7か国首脳会議(G7)構成国を訪問するのはまれ。

 アブドラヒアン外相の来日の目的は明らかにされていないが、一部報道は、ロシアへの武器提供をやめるよう日本政府が働きかけるとしている。

 イランをめぐっては先月、ウクライナのオデーサ(Odesa)州で、イラン製無人機数十機を撃墜したとウクライナ軍が発表している。

 アブドラヒアン氏は、外相会談を前に都内で記者会見に臨み、「われわれは、いかなる戦争でも一方の当事国に加担はしない」と述べ、ロシアに対する軍事支援を否定した。

 その上で、「いかなる国にも、ウクライナで使うために無人機を供与したことはない」とした。時事通信が報じた。

 外務省によると、林氏は会談で、ロシアによるウクライナ侵略での日本の立場を再確認し、イランに対して「建設的な対応」を取るよう求めた。(c)AFP