【7月18日 AFP】ウクライナ南部軍司令部は18日、港湾都市オデーサ(Odesa)がロシア軍のミサイル・無人機攻撃を受け、港湾設備が被害を受けたと発表した。

 司令部は声明で、防空システムが「黒海(Black Sea)からオデーサに向けて撃ち込まれた」巡航ミサイル「カリブル(Kalibr)」6発を破壊したと主張。イラン製自爆型無人機「シャヘド(Shahed)」21機も撃墜したとしている。

 その上で「ミサイルの残骸や爆風により港湾インフラと数軒の民家が被害を受けた」と説明した。具体的な場所には言及していない。高齢男性1人が自宅で負傷し、手当てを受けているという。

 知事はテレグラム(Telegram)に、攻撃に伴い火災が発生したが、すでに鎮火したと投稿。死傷者はいないとしている。

 別の港湾都市ミコライウ(Mykolaiv)も攻撃を受け、ミコライウ州のビタリー・キム(Vitaliy Kim)知事によると、「工業施設」に被害が出た。

 このほかヘルソン(Kherson)、ザポリージャ(Zaporizhzhia)、東部ドネツク(Donetsk)などでも空襲警報が出された。(c)AFP