【8月7日 AFP】カンボジアのノロドム・シハモニ(Norodom Sihamoni)国王は7日、次期首相にフン・セン(Hun Sen)首相(70)の長男のフン・マネット(Hun Manet)氏(45)を指名した。フン・マネット氏は、父親が40年近く続けた首相の座を引き継ぐこととなる。

 フン・セン氏は、世界的にも在職期間の長い指導者として知られる。先月辞任を表明し、後任にはフン・マネット氏が就任すると述べていた。先月23日に投開票が行われた総選挙では、与党・カンボジア人民党が得票率82%と圧勝し、世襲は事実上、確定していた。

 国王は7日、フン・セン氏の要請を受け、フン・マネット氏を首相に指名する勅令を発布した。

 フン・マネット氏は、今月22日に予定されている議会での承認を経て、正式に首相に就任する。

 フン・セン氏は、フン・マネット氏の政権運営に干渉しないとしているが、今後も国政に関わり続ける考えを表明している。(c)AFP