【8月1日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)のダマー・ハムリン(Damar Hamlin)が31日、試合中に心停止で倒れて以来、初めて防具を着けたトレーニングに臨んだ。

 ハムリンは今年1月2日のシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)戦でのタックル後に心停止を起こしたものの、フィールド上で処置を受けて心拍を取り戻した。その後重篤な状態で病院に搬送されたものの、9日後には退院していた。

 医師から競技活動再開への許可を得たハムリンは完全に回復しており、キャリア3年目となる23年シーズンへの準備に取り組んでいる。

 トレーニング後、ハムリンは懸念を認めつつ、フィールドに足を踏み入れれば恐れることなくプレーすると述べた。

 ハムリンは、「フットボールではためらってフィールドに打って出ることは無理だ。そうすることで、自分自身をさらに危険にさらすことになる」とし、「プレーする選択をしたのは自分だ。幾千もの感情を処理した。時折少し怖いという気持ちが頭をよぎるのを恐れはしない」と続けた。

 ビルズの今季開幕戦は、9月11日のニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)戦となっている。(c)AFP