【7月30日 AFP】第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)は29日、福岡県で16日目が行われ、3種目を制したオーストラリアが金メダルの獲得数を同国最多タイとなる13個に伸ばした。

 オーストラリアはキャメロン・マケボイ(Cameron McEvoy)が男子50メートル自由形を勝利すると、カイリー・マッケオン(Kaylee McKeown)が女子200メートル背泳ぎを制して前人未踏の背泳ぎ3冠を達成。この日最後の種目となった男女混合4×100メートルリレーは3分18秒83の世界新記録で優勝し、モリー・オキャラハン(Mollie O'Callaghan)が今大会5個目の金メダルを手に入れた。

 2001年と2005年に並ぶ13個の金メダルを獲得したオーストラリアは、これで一日を残して競泳の金メダル獲得数トップが確定し、2001年以来久々に米国を上回ることになった。

 この日はケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、米国)とサラ・ショーストレム(Sarah Sjostrom、スウェーデン)も歴史に深く名を刻んだ。

 レデッキーは女子800メートル自由形で6連覇を達成し、世界水泳で同一種目を6回優勝した初めての選手となった。

 ショーストレムは女子50メートルバタフライ決勝を制して5回目の優勝を飾ると、そのわずか20分後に行われた50メートル自由形準決勝では、自身が持つ世界記録を更新した。

 また、男子100メートルバタフライでは、フランスのマキシム・グルセ(Maxime Grousset)が優勝を飾っている。(c)AFP/Andrew MCKIRDY