【7月27日 AFP】西アフリカ・ニジェールで26日、大統領親衛隊がモハメド・バズム(Mohamed Bazoum)大統領を拘束後、政権打倒を宣言した。他のアフリカ諸国は「クーデターの試み」と一斉に非難している。

 関係者によると、大統領親衛隊は首都ニアメーの大統領公邸と大統領府を封鎖。大統領の身柄を拘束した。

 その後、アマドゥ・アブドラマン(Amadou Abdramane)大佐がテレビ演説し、「政権を終わらせることを決定した」と宣言。国内の「すべての機関」を運営停止とするほか、国境を封鎖し、「新たな通告」が出るまで外出禁止令を発令するとした。

 大統領府はツイッター(Twitter)に、大統領親衛隊の一部が「激怒している」と投稿。ただ、国軍や国家警備隊の支持は得られておらず、親衛隊が撤収しない場合、鎮圧する用意があるとしている。

「大統領と家族は無事」とも説明。親衛隊が何に「激怒」しているかには言及していない。(c)AFP/Boureima HAMA