【7月20日 AFP】山火事が5日にわたり続いているギリシャ・ロードス(Rhodes)島当局は22日、地元住民や観光客3万人を避難させたと明らかにした。2000人は船で島を離れた。

 消防当局はスカイTV(SKAI TV)に対し、強風で島中心部から沿岸に向かって火の手が9キロほど広がっていると説明。「きょうあすで消火できる火災ではない」「数日にわたりわれわれを悩ませるだろう」と述べた。

 島からは船で2000人が避難。観光客や島民の多くは、一時避難場所となった体育館や学校、カンファレンス・センターで一晩を過ごした。

 沿岸警備隊によると、同隊の船3隻が30隻を超える民間の船を率いて、島東部のビーチから人々を避難させた。

 避難警報が昼過ぎに発令され、多くの観光客がスーツケースを引き海岸に向った。(c)AFP