【7月17日 AFP】アジア、欧州、米国の広い範囲が16日、熱波に襲われた。温暖化の影響とみられ、北米地域では山火事の発生も相次いだ。

 バチカン市国では、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)の礼拝が行われた。うだるような暑さの中、日傘などを手に1万5000人が集まった。

 米国立気象局(NWS)は、南部・西部の州で「広範囲で厳しい」熱波についての警告が発せられ、8000万人以上が影響を受けるとの見方を示した。

 カリフォルニア州南部では山火事が相次ぎ、リバーサイド(Riverside)郡では3000ヘクタール超が焼失した他、各地で避難命令が発出された。

 日本では、埼玉県熊谷市で2018年に観測された国内史上最高気温41.1度を上回る可能性もあるとして注意が出された。

 インドでは、モンスーン(雨期)による豪雨に見舞われた北部で洪水や土砂災害が発生している。首都ニューデリーではヤムナ(Yamuna)川の水位が過去最高を記録した。専門家は気候変動の影響により、同国におけるこうした自然災害の発生頻度と規模の増大を指摘している。(c)AFP/Gael BRANCHEREAU