【7月21日 AFP】南アフリカの外務省高官は20日、新興5か国(BRICS)加盟について、22か国が正式に申請し、同数の国が関心を示していることを明らかにした。南アは8月22~24日にBRICS首脳会議を開催し、アフリカのすべての国を含む69か国を招待している。

 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アから成るBRICSは、欧米の経済支配に対抗する緩やかなグループを自認し、以前から新規加盟国の受け入れに前向きな姿勢を示している。

 南アのアニル・スークラル(Anil Sooklal)特使(アジア・BRICS担当)はヨハネスブルクで報道陣に対し「BRICSへの加盟を正式に申請している国は22か国あり、非公式に打診している国も同数ある」と述べた。

 加盟に関心を示している国には、イラン、アルゼンチン、バングラデシュ、サウジアラビアが含まれるという。

 同氏は「世界構造はいまだ不平等で、発展途上国を疎外し、少数の覇権国に支配される状態が続いている。われわれが望むのはそのような世界ではなく、われわれの声が届く世界だ」とAFPに語った。(c)AFP