【7月21日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー最終戦、第151回全英オープン(The 151st Open Championship)は20日、英ホイレイク(Hoylake)のロイヤルリバプールGC(Royal Liverpool Golf Club、パー71)で開幕し、地元ファンが応援するトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)が、エミリアーノ・グリジョ(Emiliano Grillo、アルゼンチン)とアマチュアのクリスト・ランプレクト(Christo Lamprecht、南アフリカ)と並び5アンダー「66」で首位発進した。

 コースからわずか48キロの距離にあるサウスポート(Southport)出身のフリートウッドは、14番から16番まで3連続バーディーを奪うなどし、メジャー初制覇に向けて大きく弾みをつけた。

 グリジョはバックナインで圧巻の5アンダーを記録するなどしてトップに並び、先月の全英アマチュアゴルフ選手権(The Amateur Championship)を制して今大会の出場権を得たランプレクトも、メジャーデビューのラウンドで輝きを放った。

 その他の主な選手では、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)とメジャー通算5勝を誇るブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)が1アンダーの19位タイグループにつけた。ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は18番のパーセーブでイーブンパーとし、首位と5打差の32位タイグループで続いた。

 前回王者のキャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)は、ケプカらとともにLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)に主戦場を移した選手の中でも優勝候補とみられていたが、初日は4バーディー、5ボギーと出入りの激しいゴルフで1オーバーの48位タイとなった。

 日本勢では松山英樹(Hideki Matsuyama)が1アンダーで19位タイにつけた。中島啓太(Keita Nakajima)は1オーバーで48位タイ、金谷拓実(Takumi Kanaya)、安森一貴(Kazuki Yasumori)、比嘉一貴(Kazuki Higa)は2オーバーで66位タイ、星野陸也(Rikuya Hoshino)、平田憲聖(Kensei Hirata)は4オーバーで109位タイ。蝉川泰果(Taiga Semikawa)と岩田寛(Hiroshi Iwata)は6オーバーで130位タイと出遅れた。(c)AFP/Kieran CANNING