【7月20日 AFP】アルジェリア当局は19日、南部でガソリン缶を積んだピックアップトラックとバスが正面衝突し、2台とも炎上し、これまでに32人が死亡したと明らかにした。

 写真からは炎に包まれたバスが夜明け前の空を照らす様子が確認できる。

 事故は午前4時ごろ、首都アルジェから2000キロ離れたタマンラセット(Tamanrasset)近郊の町で発生した。当局によると、12人が負傷し、うち多くが重度のやけどを負った。事故としては近年最悪の死者数だという。

 AFPの電話取材に応じた地元住民は、バスが乗客を降ろし、運行を再開しようとしたところにトラックが突っ込んだと話した。

 アンナハルテレビ(Ennahar TV)が憲兵隊の話したとして伝えたところによると、トラックは反対車線を走行していた。これまでの捜査で事故の責任は、トラックの運転手にあるとみていると説明した。

 トラックに乗っていた人の数は不明だが、運転手も含め全員死亡したという。(c)AFP