【7月10日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は9日、リトアニアの首都ビリニュスで11日に開幕する北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を控え、同国の加盟実現に向け「最善の結果」がもたらされることを期待すると述べた。

 ゼレンスキー氏はこの日、ウクライナを訪れたポーランドのアンジェイ・ドゥダ(Andrzej Duda)大統領と会談した。会談後、NATO首脳会議について、「ウクライナにとって可能な限り最善の結果を得るために協働する」ことで一致したと語った。

 実際のNATO加盟はロシアとの紛争終結後になるだろうとの見通しを示した上で、今回の首脳会議では「明確なシグナル」が打ち出されることを望むと述べた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領はこの日、CNNに対し、首脳会議ではウクライナについて「加盟資格を得られるまでの合理的な道筋」が示されることを期待するとし、同国は「民主化など諸条件を達成する必要がある」と述べた。(c)AFP