【7月9日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は8日、ロシアの侵攻開始から500日になったのに合わせてSNSに動画を投稿し、国の「勇敢さ」をたたえた。

 動画は、黒海(Black Sea)のズミイヌイ島(スネーク島、Snake Island)で撮影された。島はロシア軍に一時占領されたが、ウクライナ軍が奪還し、国土防衛の象徴的存在となっている。

 ゼレンスキー氏はボートで島を訪れた。動画の中で「われわれはきょう、スネーク島に来た。今後、この島が占領者の手に渡ることはないだろう。ウクライナ全土のように。わが国民は勇敢だからだ」と語った。

 さらに、「500日間戦ってきたわが国の兵士一人ひとりに感謝の言葉をこの勝利の地から伝えたい」と話した。訪問日は不明。

 国連によると、ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、子ども500人を含む9000人の民間人が死亡した。実際の犠牲者数はこれをはるかに上回るとみられている。この日も、東部リマン(Lyman)へのロシア軍のロケット攻撃で8人が死亡、13人が負傷した。(c)AFP