【7月8日 AFP】南太平洋の島国ソロモン諸島のマナセ・ソガバレ(Manasseh Sogavare)首相は8日、中国を公式訪問するために出発した。中国政府は太平洋地域で影響力を拡大し、確固たるものにしようとしている。

 ソロモンの首相府によれば、ソガバレ氏は中国李強(Li Qiang)首相の招待で9~15日の日程で同国を訪問する。費用は中国側が負担するという。

 首相府は「訪問中に両国の首脳は現在の2国間関係をさらに強化し、見解を共有するとともに、共通の関心事について理解を深めることになる」と説明。「国交樹立以降、2国間係は強化・拡大を続けている。これは、両国の関係がいいかげんなものではないことの表れだ」と主張している。

 予定では、ソガバレ氏は北京に大使館を開設し、政府高官や財界の要人と会談。さらに、東部・江蘇(Jiangsu)省と南部・広東(Guangdong)省を視察する。(c)AFP