【7月8日 AFP】自転車ロードレースのツール・ド・フランス(2023 Tour de France)は7日、第7ステージ(モンドマルサン〜ボルドー、169.9キロメートル)が行われ、アルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin–Deceuninck)のジャスパー・フィリプセン(Jasper Philipsen、ベルギー)がゴール前のスプリント勝負を制して今大会3度目の区間優勝を果たした。

 アスタナ・カザフスタン・チーム(Astana Qazaqstan Team)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)は、リードを奪った際にツール歴代単独トップとなる通算35回目のステージ優勝を飾るかと思われたが、フィリプセンが一気に抜き去り1車身差をつけて勝利を手にした。

 惜しくも2位となったカヴェンディッシュに続き、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ(Intermarche-Circus-Wanty)のビニアム・ギルマイ(Biniam Girmay、エリトリア)が3位でフィニッシュした。

 総合争いでは、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の前回王者ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)がマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を維持し、ツールで2度の総合優勝を誇るUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が2位につけている。(c)AFP/Damian MCCALL