【7月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)は5日、ヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が左ひざの手術を受けたと発表した。これにより、8月に開催されるFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)での、ギリシャ代表としての出場が危ぶまれている。

 ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)はリーグ関係者の話として、「左ひざの遊離軟骨を除去する」手術を受けたアデトクンポのワールドカップ出場には「懸念」があると報じている。

 バックスのエイドリアン・グリフィン(Adrian Griffin)ヘッドコーチ(HC)は、「彼は左ひざに簡単な手術を受け、うまくいった。すべて計画通り。彼がトレーニングキャンプに向けて準備を整えて戻ってくることを期待している」と述べた。

 バックスはトレーニングキャンプを9月の上旬から中旬に開始する見込みで、ワールドカップは8月25日から9月10日にかけて、日本、フィリピン、インドネシアの共催で行われる。

 ギリシャは米国、ニュージーランド、ヨルダンと同じグループCに入っているが、アデトクンポを失うとなれば大打撃になる。

 アデトクンポは昨年のFIBA欧州選手権(EuroBasket 2022)では決勝トーナメント1回戦でチームが敗退する中、1試合平均29.3点を挙げて大会得点王に輝いた。また前回のワールドカップにもギリシャ代表として出場している。(c)AFP