【7月6日 AFP】モンゴルの首都ウランバートルで今週、大規模な洪水が発生し、数百人が避難している。政府は5日、同市に非常事態を宣言し、ロブサンナムスライ・オユーンエルデネ(Luvsannamsrai Oyun-Erdene)首相が「必要な措置」を取るよう命じた。

 ウランバートルは乾燥帯に属しているが、今週の豪雨で河川が氾濫。地下アパートに浸水したり、車が立ち往生したりといった被害が出ている。気象当局はさらに2日間は豪雨が続くとしている。

 大陸性気候のモンゴルは通常、寒冷で乾燥しており、年間降水量が50~400ミリと少なく、下水道システムを含む首都のインフラは、長時間継続する豪雨に対処しきれない。(c)AFP