【7月3日 AFP】自転車ロードレースのツール・ド・フランス(2023 Tour de France)は2日、第2ステージ(ビトリアガスティス~サンセバスチャン、209キロ)が行われ、コフィディス(Cofidis)のビクトル・ラフェ(Victor Lafay、フランス)が区間優勝を果たし、チームに15年ぶりのツール勝利をもたらした。

 スペインのバスク州(Basque Country)を抜ける今大会最長のステージで、レース終盤の注目は、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の前回王者ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)とUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)の一騎打ちに集まっていた。

 しかし、そこで不意を突いて仕掛けたラフェが集団を引き離し、そのまま後続を抑えてトップでフィニッシュラインを切った。コフィディスにとっては2008年以来のステージ優勝。最後までラフェを追ったユンボ・ビスマのエースであるワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)が2位、ポガチャルが3位となった。

 総合ではUTEのアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)がトップを守り、ステージ順位を含めたボーナスを複数獲得したポガチャルと、チーム・ジェイコ・アルウラ(Team Jayco AlUla)に所属するイェーツの双子の兄サイモン(Simon Yates、英国)が6秒差でこれを追っている。

 ステージを制したラフェは総合4位に浮上し、ヴィンゲゴーは6位となっている。(c)AFP/Damian MCCALL