【7月2日 AFP】自転車ロードレースのツール・ド・フランス(2023 Tour de France)は1日、第1ステージ(ビルバオ〜ビルバオ、182キロ)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)が優勝を果たした。

 イェーツは、チーム・ジェイコ・アルウラ(Team Jayco AlUla)に所属する双子の兄サイモン(Simon Yates、英国)と最後の上りの頂上で抜け出すと、ゴール前でサイモンを抑えて開幕ステージを制した。イェーツのチームメートで、2020、21年の王者タデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が12秒差の3位に入った。 

 総合順位ではイェーツが首位に立ち、サイモンが8秒差の2位、ポガチャルが18秒差の3位に入った。連覇を狙うチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)は、ポガチャルの後ろに終始ぴったりとついてレースを展開し、イェーツから22秒差の位置につけた。

 終盤に差し掛かる場面ではクラッシュがあり、今大会の表彰台候補だったEFエデュケーション・イージーポスト(EF Education-Easypost)のリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)とモビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)の2人がリタイアを喫した。(c)AFP