【6月12日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記は12日、ロシアの祝日「ロシアの日」に合わせてウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に祝辞を送り、「全面的な支持と連帯」を表明した。

 国営朝鮮中央通信(KCNA)によると、この中で金氏は、ウクライナ侵攻には直接言及しなかったものの、「増大する敵対勢力の脅威を排除する」ためのプーチン氏による「正しい決定と指導」をたたえた。

 さらに、北朝鮮国民からロシア国民に対し、「帝国主義者の横暴かつ恣意(しい)的な振る舞いに立ち向かい、自国の主権、発展、利益を守るという神聖な大義を遂行するための総力戦」への「全面的な支持と連帯」を表明するとしている。

 米政権は今年3月、ロシア政府が北朝鮮政府に対し、食糧支援と引き換えに、ウクライナで使用する武器の供与を要請したことを示す証拠があると発表した。(c)AFP