【6月11日 AFP】10日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2023)の女子シングルス決勝で、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に敗れて準優勝となったカロリーナ・ムホバ(Karolina Muchova、チェコ)が、敗戦の「ほろ苦い」気持ちを糧に今後も四大大会(グランドスラム)のタイトル獲得を目指していきたいと話した。

 キャリア続行も危ぶまれるほどのけがを乗り越え、全仏では史上4番目に低い世界ランキング43位で決勝に勝ち上がってきたムホバは、第1セットを先行されて第2セットもゲームカウント0-3とリードされたところから反撃し、最終セットも相手のサービスゲームをブレークして2回リードを奪ったが、最後はダブルフォールトで力尽きた。

 2021年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)でのベスト4を上回るグランドスラム最高成績を残したムホバは、「気持ちとしては、ほろ苦い。あと少しの感覚があったし、接戦だった」と話しつつ、「だけど全体には、自分をグランドスラムのファイナリストと呼べるのは大きな成果になる。もちろん今後も頑張って、こうしたビッグタイトルを争うチャンスをまたつかみたいという、大きなモチベーションになった」と続けた。

「きょうはコートですべてを出し切ったから、悔いはない」 (c)AFP/Martyn WOOD