【6月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元王者セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)氏は31日、ドイツチームの共同オーナーとして、超近代的な双胴船で競うヨットレースのSailGPに参加すると発表した。

 ベッテル氏は独デュッセルドルフ(Dusseldorf)で行われたチーム発表会見で「セーラーとF1の間にはかねてから類似性があった」とし、「ボートは魅力的で水上のスピードは信じられないほど速い」と述べた。

 ドイツ艇は、米シカゴで6月16日と17日に行われるSailGP4年目シーズンの開幕戦に出場する。

 独実業家のトーマス・リーデル(Thomas Riedel)氏が所有するチームに出資しているベッテル氏だが、投資額については明らかになっていない。

 SailGPの発表によると、リーデル氏とベッテル氏の「両者はともに、チームの運営とパフォーマンスで積極的な役割を果たすだろう」としている。

 初参戦となるドイツ艇は、五輪で2度銅メダルを獲得しているエリック・ハイル(Erik Heil)がスキッパー(艇長)を務めることになっている。

 2010年に史上最年少でF1ドライバーズ選手権制覇を飾り、その後4連覇を達成したベッテル氏は、昨年限りで現役を引退した。(c)AFP