【5月29日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)は28日、第21ステージ(ローマからローマ、126キロ)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が3年前のツール・ド・フランス(2020 Tour de France)の悔しさを和らげる総合優勝を果たした。

 前日の個人タイムトライアルでイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)からトップを奪い、事実上の総合優勝を決めていたログリッチは、最終日を無事に完走。3度の王者に輝くブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana)に加えてジロのタイトルを手に入れ、最終日前日に崩れたツールの雪辱を果たした。

 ログリッチは「もちろん、おかげでいっそうのハッピーエンドになった。みんなで2020年の経験から少し学べたと思う。今回はうまくいって、とにかくこの結果を喜んでいる」とコメント。今年のツールに出場する可能性も示唆し、「分からない。もちろん、僕のコレクションに足りないものがあるのはみんな知っている。いずれ分かるだろうし、それほど気にしていない。どういうことになるか、今後の成り行きを見ていこう」と話した。

 今季限りでの引退をすでに表明し、今回が最後のジロ出場となるアスタナ・カザフスタン・チーム(Astana Qazaqstan Team)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)が快勝で最終ステージを制した。

 ジロでは区間17勝目、三大ツール(グランツール)通算では54勝目を挙げたカヴェンディッシュは、「本当にうれしい。長く険しい道のりを経て、ジロの終点にたどり着くことができた。これまでも惜しかったことは何度かあったが、このローマで勝てて最高だ。コロッセオの外で勝ちたいと以前から思っていた」と喜んだ。(c)AFP/Terry DALEY