【5月18日 AFP】1000年以上前のヘブライ語聖書が17日、米ニューヨークで競売にかけられ、写本としては史上最高額の3810万ドル(約52億4000万円)で落札された。

 落札された「サスーン写本(Codex Sassoon)」は、これまでに発見されたヘブライ語聖書の中で最古となる9世紀後半~10世紀初頭に書かれたもので、ほぼ完全な状態で保存されている。

 競売を行ったサザビーズ(Sotheby's)によると、米国の元外交官アルフレッド・モーゼズ(Alfred Moses)氏が米非営利団体の代理として落札。同団体は今後、聖書をイスラエル・テルアビブのユダヤ人博物館に寄付する予定だ。(c)AFP