【11月17日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、故ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が1986年W杯(World Cup)メキシコ大会のイングランド戦で「神の手」ゴールを記録した試合球が16日、200万ポンド(約3億3000万円)で落札された。

 独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)製で「アステカ(Azteca)」という名の白のボールは、同試合を担当したチュニジア人審判のアリ・ビン・ナセル(Ali Bin Nasser)氏が所有していたもの。

 英ロンドンに拠点を置くスポーツ記念品専門のオークション会社「グラハム・バッド・オークションズ(Graham Budd Auctions)」で出品された際には、最高300万ポンド(約5億円)の落札価格が予想されていた。

 半年前には、マラドーナ氏がこの試合で着用したユニホームがオークションに出品され、競売大手サザビーズ(Sotheby’s)の予想価格の2倍以上となる714万2500ポンド(約11億8600万円)で落札された。

 当時はマルチボールシステムが採用されていなかったため、このボールはアルゼンチン対イングランド戦で90分フルタイムで使用された。(c)AFP