【5月9日 AFP】台湾・桃園(Taoyuan)で9日、退役した女性兵士14人を対象とした5日間の予備役訓練が始まった。女性予備役の訓練が行われるのは初めて。台湾は対中国の防衛能力強化を進めている。

 台湾の国防部(国防省)は1月、戦力増強の一環として、200人以上の退役女性兵について志願制の予備役に登録することを初めて認めると発表した。

 台湾では現在、男性のみに兵役や軍事訓練の義務があるが、女性も志願すれば入隊できる。

 軍事アナリストは台湾政府に対し、女性への訓練拡充などを通じて予備役を増やし、中国による侵攻に対する民間人の備えを進めるよう促している。

 一部の議員からは、女性にも何らかの形で兵役義務を課すべきだとの提案も出ている。(c)AFP