【4月14日 AFP】中国の秦剛(Qin Gang)外相は13日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)政権が女性の国連(UN)勤務を禁止するなど女性に対する一連の措置による影響に懸念を表明した。中国国営新華社(Xinhua)通信が14日伝えた。

 同通信によると、秦氏は訪問先のウズベキスタン・サマルカンドで報道陣に対し、「中国やアフガンの近隣友好国は、アフガン側が導入した政策や措置、アフガン女性の基本的な権利や利益への想定される影響について懸念している」と語った。

 タリバンは2021年に権力を掌握した後、イスラム教を厳格に解釈して、高等教育や政府での雇用を禁止するなど女性に対する制限を相次いで打ち出している。女性の雇用禁止を国連にも拡大したことについて、タリバン当局者は「内政問題」との見解を示している。(c)AFP