【4月10日 AFP】3月のフィギュアスケート世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2023)で、男子シングル連覇を果たした宇野昌磨(Shoma Uno)について、日本スケート連盟(JSF)は10日、足首のけがのため13日から始まる世界国別対抗戦(ISU World Team Trophy in Figure Skating 2023)を欠場すると発表した。代わって佐藤駿(Shun Sato)が出場する。

 宇野は、世界選手権の前日にすでに痛めていた足首を負傷した。6か国が出場する国別対抗戦には、世界選手権の女子シングルを制した坂本花織(Kaori Sakamoto)らとともに出場予定だったが、回復が間に合わなかった。連盟からは2週間の治療と療養が必要と発表された。

 宇野は発表文で「世界選手権大会期間中に、以前より痛めていた右足首を負傷して以来国別対抗戦に向けて練習と治療に最善を尽くしてまいりましたが、競技レベルまでに戻すことがかなわず、欠場という大変悔しい結論に至りました」とコメントした。

「来シーズンに向けて、これからも応援していただけるよう、競技者としてさらに成長できるよう日々精進してまいります」

 国別対抗戦は日本で2年おきに行われている大会で、今回は他に米国、カナダ、韓国、フランス、イタリアが出場。日本は前回3位で、前回王者ロシアは除外処分を科されている。(c)AFP