【4月9日 AFP】サウジアラビアの代表団が8日、イランの首都テヘランに到着した。大使館など公館を7年ぶりに再開することなどをめぐり協議する。

 6日には、サウジのファイサル・ビン・ファルハーン(Faisal bin Farhan)外相とイランのホセイン・アミール・アブドラヒアン(Hossein Amir-Abdollahian)外相が北京で会談。湾岸地域に安全保障や安定をもたらすことで一致していた。

 国営サウジ通信(SPA)によると、この日は同国の実務レベルの代表団がイラン外務省を訪れ、儀典長と会談した。

 同通信によれば、中国の仲介による、サウジ、イラン両国の外交関係修復に向けた3月10日の合意内容を実行に移すことが今回の代表団訪問の目的だとサウジ外務省は説明している。両国は2016年以降、断交していた。

 先月の合意では、2か月以内に大使館など公館を再開するほか、20年以上前に締結した安全保障や経済分野での協力協定を実施することなどがうたわれた。(c)AFP