【4月6日 AFP】68歳で代理母を通じて子どもを持ったとして話題になっているスペイン人女優・司会者のアナ・オブレゴン(Ana Obregon)さんが5日公開のインタビューで、生まれた女児が実の孫であることを明かし、物議を醸している。

 スペインでは代理母出産は違法とされているが、海外で代理母が出産した子どもを養子にすることができる。

 オブレゴンさんはスペイン芸能誌「オラ!(Hola!)」に対し、先月米マイアミで代理母により生まれた女児の父親は、2020年にがんで亡くなった息子のアレスさんだと語った。子どもを残すことが、アレスさんの「最後の願い」だったという。アレスさんはがん治療を開始する前にニューヨークで精子を採取し、凍結保存していた。

 同誌は先週、オブレゴンさんが代理母を通じて子どもを持ったとして、赤ちゃんを抱きマイアミの病院を出る写真を掲載した。

 左派連立政権のイレネ・モンテロ(Irene Montero)男女共生相は、女性が貧困から逃れるために代理母出産を請け負っている問題に言及し、代理母出産は「暴力の一形態だ」と批判した。

 オラ!誌によると、女児はすでにオブレゴンさんの養子になっている。(c)AFP