【3月12日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)と米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の両方で優勝を経験したバド・グラント(Bud Grant)氏が11日、死去した。95歳。ヘッドコーチ(HC)を務めたNFLのミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)が発表した。

 グラント氏は1950年にリザーブメンバーとしてミネアポリス・レイカーズ(Minneapolis Lakers、現ロサンゼルス・レイカーズ<Los Angeles Lakers>)でNBA王者に輝くと、51年にバスケットボールから引退。その後NFLのフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)に入団し、DEやWRとしてプレーした。

 52年にイーグルスを退団すると、その後はカナディアン・フットボール・リーグ(CFL)で選手とHCとしての経験を経て、67年にバイキングスのHCに就任。69年にNFLタイトルをもたらすと、その後も3度にわたりチームをスーパーボウル(Super Bowl)進出に導いた。

 HCとしてのNFLレギュラーシーズン通算戦績は158勝96敗5分け。94年には米国プロフットボール殿堂(Pro Football Hall of Fame)入りを果たした。(c)AFP