【3月7日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は6日、2019年と21年の連邦選挙に中国が干渉した疑いがあるとして、独立の特別調査官を数日以内に任命する方針を明らかにした。

 カナダのメディアはここ数週間、リークされた情報に基づき、中国が2回の選挙に介入した経緯を報じていた。特定の候補者にひそかに資金援助をしたり、選挙運動に関与したりしていたという。

 トルドー氏は、「(外国からの)干渉に対抗し、わが国の民主主義を強化するための専門的な勧告」を行うのが調査官の任務と説明。外国の干渉に関する調査を行う二つの委員会のメンバーもすでに任命したと明らかにした。

 中国側は一連の疑惑について「中傷」だと反発、そうした事実はないと否定している。(c)AFP