【1月24日 AFP】自転車ロードレースのマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)が、妻のペータさんとともに自宅でナイフを突きつけられて高級腕時計を盗まれるなどした強盗事件で、英チェルムスフォード(Chelmsford)の裁判所は被告の男1人に有罪評決を言い渡した。

 被告3人は2021年11月27日の未明、英ロンドンから北東へ約40キロのところにあるカヴェンディッシュの自宅に目出し帽をかぶって侵入。同選手らにナイフを突きつけて脅し、合計で70万ポンド(約1億1000万円)の価値があるリシャール・ミル(Richard Mille)の腕時計2本などを奪った。

 ロマーリオ・ヘンリー(Romario Henry)被告は罪状を否認したものの、陪審員が14時間以上にわたって評議した結果、10対2の多数決で有罪となった。一方、2件の強盗罪を問われていた共犯のオルデワ・オコロソボ(Oludewa Okorosobo)被告には、無罪評決が下った。

 先日行われたこの事件の裁判で、家の外で見つかったペータさんの携帯電話からDNAが検出されたアリ・セサイ(Ali Sesay)被告は、2件の強盗罪を認めており、ヘンリー被告とともに来月7日に判決が下されることになっている。(c)AFP