【1月11日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は10日、副大統領時代の機密文書が自身の個人事務所から見つかったことを知って「驚いた」と述べた上で、内容は「把握していない」とした。

 訪問先のメキシコの首都メキシコ市で、首脳会談後の記者会見で語った。「調査には全面的に協力している」という。

 機密文書が見つかったのは、米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)付属のシンクタンク「ペン・バイデン・センター(Penn Biden Center)」の鍵のかかった戸棚。

 バイデン氏の特別顧問を務めるリチャード・サウバー(Richard Sauber)氏は9日、昨年11月にバイデン氏が個人事務所として使用していた同シンクタンクのオフィスを引き払うために片付けを進めていた時に発見し、公文書館に引き渡したと説明している。

「機密文書の表示があるものはわずか」で、過去に資料請求の対象になったことはないという。

 サウバー氏は、バラク・オバマ(Barack Obama)政権時代のあらゆる文書が公文書館で適切に保管されるようにバイデン氏の顧問団が協力していると述べた。(c)AFP