【10月8日 AFP】北朝鮮は7日、このところ実施しているミサイル発射実験は米国の軍事的脅威への自衛的措置だと正当化した。北朝鮮は国連(UN)による制裁に違反し、この2週間足らずで6回の発射を行い、6日にも2発の弾道ミサイルを発射した。

 朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮の国家航空総局はどの発射についてかは明示せずに「北朝鮮によるミサイル発射実験は、米国の直接的な軍事的脅威からわが国の安全と地域の平和を守るための正常で計画的な自衛的措置だ。この脅威は半世紀前から続いている」と主張した。

 国際民間航空機関(ICAO)は同日、カナダ・モントリオールの本部で開かれている総会で、北朝鮮がここ数か月実施しているミサイル実験は民間航空に危険をもたらしているとする非難決議を採択していた。

 北朝鮮は、同決議は「わが国の主権侵害を目的とした米国および追従勢力の政治的な挑発」だと反発している。(c)AFP