【10月5日 AFP】西アフリカのマリ中部ガオ(Gao)近郊で4日、ロシアがマリ軍に納入したばかりの軍用機が墜落し、ロシア人操縦士と地上職員1人が死亡した。軍関係者と軍が認めた。

 目撃者がAFPに提供した動画には、軍用機が高速で降下・墜落し、黒煙が立ち上る様子が映っている。

 匿名を条件に取材に応じた軍関係者は、ロシア人の操縦士が死亡したと話した。

 一方、軍は操縦士と「地上職員」の計2人が死亡したと述べたが、死者の国籍には触れなかった。民間人2人、軍関係者8人が負傷し、うち2人が重傷だとしている。

 軍は先に、軍用機が「民間人を支援する任務から戻る途中に」、ガオの空港付近に午前9時半ごろ墜落したと認めていた。

 軍は、墜落したのはスホイ25(Su25)だとしているが、匿名の軍関係者は、旧ソ連時代にチェコスロバキア(当時)で製造されたアルバトロス(Albatros)だったと話している。

 両機種とも、8月にロシアからマリ軍に納入された装備に含まれていた。(c)AFP