【6月17日 AFP】ウズベキスタンで、結婚式の余興のゲームに負けた新郎が勝った新婦を殴り、無法行為の罪で訴追された。動画が拡散され、国内外で大きく取り上げられていた。

 結婚式は今月6日、南部スルハンダリヤ(Surkhandaryo)州で行われた。ゲームはお菓子の包み紙を開けるスピードを競うもので招待客が企画した。

 政府の委員会の15日夜の発表によると、新郎はゲームに負けたことに腹を立て、新婦の頭を殴った。警察が新郎新婦と双方の両親から事情を聴取した。

 動画には、新婦の勝利に歓声が上がる中、新郎が新婦を殴る様子が映っている。新婦は明らかに動揺していた。

 検察は、新郎を「軽微な無法行為」の罪で訴追したと発表。有罪になった場合、罰金または15日以下の禁錮を科される可能性がある。

 上院の委員会によると、新郎は親族や地元の長老を集めた説明会で「新婦に謝罪し、自分のしたことを後悔していると伝えた」。「新郎新婦はその日のうちに和解し、今は同居している」という。

 シャフカト・ミルジヨエフ(Shavkat Mirziyoyev)大統領の娘で、メディアに影響力を持つサイダ(Saida Mirziyoyeva)氏はフェイスブック(Facebook)に「こうした事件に黙っているべきではない。偶発的な事件として扱うべきではない」と投稿した。「だからこそ、女性の見識を広げて自立させ、強くするために教育が必要だ」とつづった。(c)AFP