【2月1日 AFP】バングラデシュ最大のサファリパークで、今年に入ってから11頭のシマウマが謎の死を遂げたことが明らかになり、政府が調査を開始した。関係者は死因について、シマウマ同士の縄張り争いや、細菌感染と説明している。

 調査が行われているのは、首都ダッカの北にある広さ1500ヘクタールのサファリパーク。南アフリカから移送されてきていたシマウマのほか、ベンガルトラ1頭も死んだ。

 サファリパーク責任者は先週、5頭は細菌感染、4頭は争い合いで重傷を負い死に至ったと説明。その後、さらに2頭が死んだ。5頭の死因となった細菌の種類は不明。

 シマウマの連続死は先週、地元議員による訪問で初めて発覚。当局が調査を命じ、獣医師1人と職員2人が解任された。

 ベンガルトラは1月12日に死んでいたが、サファリパーク側はこの事実を数週間にわたり隠蔽(いんぺい)していた。トラはシマウマとは隔離されており、シマウマの死に関係するとはみられていない。(c)AFP