【1月20日 AFP】ウガンダ北部リラ(Lira)市の交易組織は、トラックの助手席に女性を乗せることを禁止した。ミニスカートで太ももをあらわにした女性がいると運転手が心を乱し、交通事故を引き起こす恐れがあるためと説明している。

 交通安全対策が目的で、たとえ妻であっても乗せることはできない。

 交易組織のパトリック・オピオ・オボテ(Patrick Opio Obote)代表は19日、「丈の短いワンピースを着た女性がいると、運転手が太ももに気を取られて死亡事故につながる恐れがある」とAFPに語った。

 交易組織の独自調査によると、交通事故の原因には速度超過などの交通違反だけでなく、丈の短いワンピースを着た女性を助手席に乗せていたり、運転手がそうした女性とバーで酒を飲んでいたりしていたケースもあった。

 一方、女性の権利擁護活動家のアリス・ムグワンヤ・カビジェ(Alice Mugwanya Kabijje)氏はこの規則について、不要であり「男性優越主義」の表れと批判。女性の服装を交通事故の原因とするのは的外れであり、性差別的な取り扱いを禁止するウガンダ憲法に違反すると主張した。(c)AFP