【6月8日 AFP】ミャンマーのジャングルで、軍事政権と戦う自警団を組織した人々が武器を手作りしている。しかし自家製の武器では思い通りに射撃できない時もある。

 警察との衝突などで多くの人命が失われたミャンマー各地の町などでは、自警団が結成されている。

 タイとの国境に近いカヤ(Kayah)州で手製の銃を作っているある作業場では、のこぎりや金づちの音が響き、周囲に木片が散らばる中、男性が銃の引き金の周りにトリガーガード(用心鉄)を付ける準備をしている。

 別の男性は研磨機で仕上げ作業を行い、完成した銃を確認する。

 自家製の武器は、戦闘で必要な水準に性能が満たないものもある。

 ある自警団メンバーは、AFPに次のように語った。「ある晩、国軍が(中略)われわれに向けて大砲を撃った」

 そして、国軍の兵士らが60~90メートルの距離まで迫って来たという。

「撃ち返そうとしたが、自家製の銃なので思い通りに弾が飛ばなかった」

「味方の狙撃者2人に援護を頼み、敵に向けて8回撃ったが、ちゃんと撃てたのはそのうち6発だった」という。

 映像は4日撮影。(c)AFP