素手でもへっちゃら! 都会のハチと巣を救う保護活動 マレーシア
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■「未来の世代」のため
今回の出動でオーイさんはハチに4回ほど、刺された。だが痛みは大したことないと意に介さない。
養蜂家用の防護服を着るのは、最も攻撃的な種類のハチに対するときだけだ。「(防護服では)ハチをすくい上げるとき、優しく扱えないのです」
2時間近くかかって、ほぼ全部の巣が取り外された。巣は全て別のボランティアの家に運ばれ、簡単な木箱の中にハチとともに入れられる。そこが新たな巣箱となる。
マレーシアでは従来、ハチの巣を処理する際には、連絡を受けて駆け付けた消防隊が巣に火を放ち、ハチごと焼いて捨てていた。
マイ・ビー・セイビアー・アソシエーション会長のノロウィ・ハミド(Norowi Hamid)さんは、マレーシアの人々にハチを怖がらないよう説得するのは相変わらず難しいと語る。
だが「ハチを適切に管理しなければ、いつの日かいなくなってしまうかもしれません」と言う。「そんなことになれば、未来の世代はわれわれを恨むでしょう」 (c)AFP/ Patrick Lee