【10月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は21日、グループB第1節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はホームでシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)に2-3で敗れ、24日に予定されているFCバルセロナ(FC Barcelona)との「エル・クラシコ(El Clasico)」を前に公式戦で連敗となった。

 新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した選手10人とスタッフ9人を欠いたウクライナ王者シャフタールだったが、前半の13分間で3点を奪い、敵地アルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアム(Alfredo Di Stefano Stadium)で驚くべき勝利を挙げた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「われわれはあらゆるものを少しずつ欠いていたが、特に最も重要な自信が足りなかった」とコメントした。

「今大切なのは冷静になること。悪い一夜になったが、状況を改善しなければならない」

 さらにジダン監督は「責任は私にある」と続けた。「前半はチームにとってネガティブなものだったが、私もうまくできなかった」「私は監督」「解決策を見つけなければならない」

 テテ(Tete)とマノー・サロモン(Manor Solomon)の得点と、ラファエル・バラン(Raphael Varane)のオウンゴールで前半にまさかの3失点を喫したレアルは、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)とビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)がゴールを奪ったが1点及ばなかった。

 後半アディショナルタイムにはフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)のシュートが相手に当たってネットを揺らし、レアルは同点弾を挙げたかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果、ビニシウスのオフサイドによって得点は認められなかった。

 カディス(Cadiz CF)とのリーグ戦で先発メンバーを交代させ、その代償を払うことになったジダン監督だが、今週末に敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われるクラシコを見据えてか、この試合でも再びメンバーを入れ替えた。

 レアルはトニ・クロース(Toni Kroos)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)をベンチに置いていたが、後半には両選手を起用しなければならなくなり、負傷したセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)の代わりにはエデル・ミリトン(Eder Militao)が出場した。

 ラモスを欠いたチャンピオンズリーグの直近8試合中7試合で黒星を喫しているレアルだが、同選手はクラシコで復帰するとみられている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT