【5月20日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)を制した米国代表のミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を改めて批判し、将来的な大統領選への出馬を否定しなかった。

 ラピノーはニュースチャンネル「Vice TV」によるインタビューの抜粋で、トランプ大統領を「白人の国家主義者」と呼び、同氏の政策が国民の助けになっているとは思わないと話した。

 ラピノーは「今ホワイトハウス(White House)にいるのは明らかに白人の国家主義者と思える人物で、彼が憎悪をまき散らし、残りの国民を『のけ者』にすることで対立ばかりが深まり、失意や不安、恐怖がどんどん先行している」「そうした道に先はない」と話し、マイノリティーや女性を受け入れることが前進のカギだと訴えた。

 政治家へ転身する考えはあるかという質問に対しては、そうした展開もあり得ることを認め、「とっぴに思えるけど、完全にドアを閉ざすことはない」と答えた。そして夢は「もちろん大統領」と話し、「やるなら最大最高のポストを目指したい」と言って笑った。

 それでも実際は、「自分より賢くて大統領にふさわしく、もっと良い仕事ができそうな人はいくらでもいるから、その人を選ぶ」という。

「『自分は一番賢いから大統領になるべきだ』とは思わない」「実際には『私に務まる政権のポストなんて多分ない』と思っているから、自分の分をわきまえて『あなたの方が賢いから、あなたはこれやって、あなたはこれ、あなたはこれ』というふうになるはず」 (c)AFP