【5月5日 AFP】女子サッカー米代表のミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)とアレックス・モーガン(Alex Morgan)は4日、男女格差の是正を求めた裁判に敗訴して「ショック」を受けているとしながらも、平等の賃金を求めて上訴する意向を示した。

 米カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁で1日に開かれた裁判では、賃金差別があるとする女子選手の訴えが予想外にも退けられ、米国サッカー連盟(USSF)に有利な判決が下された。

 裁判官は渡航や住居、医療サポートなどの面で性差別があったとする訴えについては審理の続行を認めたものの、論点となっていた平等の賃金に関しては棄却した。

 この日放送された米ABCテレビの番組「グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)」で、ラピノーとモーガンは判決への失望感をあらわにする一方で、法廷で闘い続ける決意を示した。

 モーガンは「とにかくショックを受けた」とすると、「あの判決は私たちにとって思いがけないものだった。双方にとって本当に予想外だったと思う。私たちは必ず上訴して前に進んでいく」「このチームの心意気を知っている人なら、私たちがファイターであり、これからも一丸となって闘い続けていくと分かっている」と語った。(c)AFP