【2月26日 AFP】超保守的なイメージを振り払うことを目指し、このところ解放的な方策を次々に打ち出しているサウジアラビアが25日、今度は女子サッカーリーグを立ち上げることを発表した。

 政府が運営するサウジ・スポーツ・フォー・オール連盟(SFA)によれば、最初のシーズンの賞金は50万サウジ・リヤル(約1470万円)で、17歳以上の選手に参加資格があり、ジッダ(Jeddah)と首都リヤド、ダンマム(Dammam)を舞台に試合を行う。

 SFAは「今回の(新リーグ)立ち上げによって、コミュニティーレベルでスポーツに参加する女性が増え、女子スポーツの力に対する認知度も高まるはずだ」と話した。

 スタジアムでのサッカー観戦が2018年1月に解禁されたばかりのサウジアラビア女性にとって、今回のリーグ創設はまた一つ大きな前進となる。

 サウジアラビアは、長年にわたって女性の活動に厳しい制限をかけてきた世界でも数少ない超保守的な国で、以前はスポーツの生観戦も禁止されていた。しかしこのところは、女性のスポーツへの参加率を高めようと、男女の分離に関する数十年来の規則を緩めるなどの措置を取っていた。(c)AFP