【5月12日 AFP】イタリア政府は11日、新型コロナウイルスによってシーズンが中断されている同国セリエAのクラブは、対応手順が修正されれば18日からチーム練習を再開できると発表した。

 2か月にわたるロックダウン(都市封鎖)の措置が部分的に緩和される中、同国サッカー連盟(FIGC)は前週、政府の技術科学委員会と会合を行い、チーム練習の再開に関する詳細について話し合った。

 ビンチェンツォ・スパダフォーラ(Vincenzo Spadafora)スポーツ相とロベルト・スペランツァ(Roberto Speranza)保健相は共同発表文の中で、技術科学委員会がチーム練習の再開に向けたFIGCの手順をおおむね受け入れたと記した。

 新型ウイルスで約3万1000人が亡くなっているイタリアでは、3月9日に試合が行われたのを最後にセリエAが中断になっている。

 政府はチーム施設での個人トレーニング再開を5月4日から認めているが、検査で陽性反応を示した選手の隔離措置など未決の事項が残っている。

 連盟側は、16日から再開される予定で、陽性反応を示した選手だけが隔離されるドイツの例に倣うことを望んでいる。しかし技術科学委員会は、サッカー界は陽性反応者と接触した人は2週間の隔離を行うという一般的な規則に従わねばならないと主張している。(c)AFP